12.27
Sunday
2020

旧PCが立ち上がらなくなったので、PCを新しくして、旧PCのイメージファイルからソフトを引っ越しました。引っ越ししたソフトの状況は以下の通り。

・D|S3:〇 4:×

 サポートに連絡するも解決せず。D|S4.12でエラーがでて起動せず、D|S4.14でも同じ状況。

・Poser7:△

 サイモンを削除するとフリーズ→先日、削除できました。

・Poser2014,11:〇

・Poser8,2012:×

 ソフト起動中に突然停止して落ちる。再現性あり。

・Vue:△(Poserからの読み込みが×)

 サポートに連絡してアクティベーションコードを再発行してもらい正常に起動しましたが(レンダしてもマークなし)、Poserからの読み込みが全くできなくなっていました。蛇足ですが、アクティベーションにはVueのINSTコードをサポートに連絡する必要があるのですが、特にVue10は、INSTコードをコピーするとソフトがフリーズするバクがあって大変でした。目視で確認しながらINSTコードを打ち込んだのですが、間違っていました。理由はスペースが3つ続いて箇所に気が付かなかったっていうか、目視ではまず無理。オンラインでのアクティベーションのリンク先にINSTコードが含まれているのでこれを利用して解決しました。

 

いろいろ調べてみた結果、Poserが立ち上がらないのはWindows(正確にはIE?)との相性のようです。

Poser8

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13129138278

Poser2012

http://www.poser.jp/products/9/index2.html

Windows 8.1またはInternet Explorer 11をインストールしたWindows環境で起動しない問題にはService Release 3.2で対応していますとのこと。調べてみるとPoser2012は3.2へのバージョンアップをし忘れていました。PoserPro2012が起動しない(=VueからPoserの取り込みができない)のも、これが原因なんだろうなと思いました。

 

Vue11の取り込み

http://www.vue-cg.jp/product/professional/vue_11_infinite/1112.html

Poser4-7とPoserProが記載されており、私の環境では、恐らくPoserPro2012が命綱だったじゃないかと思いました。PCがこわれる直前までWindows7で使っていたので(Windows10にバージョンアップしてすぐにPCが壊れた)、不具合が発生しなかった/不具合に気付かなかったようです。

 

Vueを今後も使用したいのであれば、結局はサブスクリプションを購入するしかなさそうです。年に何度かキャンペーンを行っていて、この時期に購入すれば費用も抑えられるように思いました。Poserの取り込みなどが記載されていなかったので、free trialsを試してみました。Poser11からオブジェクトを取り込むことはできたのですが、キーボードから操作するとソフトがフリーズして固まってしまいます。Vue10と同様の不具合のようで、何だかなというのが今の感想です。キャンペーン終了が1月4日なので、もう少し触ってみてから考えたいと思います。

 

 


01.08
Sunday
2012

昨年、Dazから新しいフィギュアGenesisが発売されました。Genesisの詳しい説明は操・活・解(Kotozoneさんのホームページ)で詳しく紹介されています。このフィギュアはPoser9、Poserpro2012にはコンバートできるのですが、DazStudio4(D|S4)専用フィギュアと考えたほうがよさそうです。ポーズに柔軟性を持ち込みたいと考えていたこともあって、このフィギュアとD|S4をいろいろと試していました。ある程度使ってみたので、D|S4と併せて使用感を記載してみたいと思います。総合評価は今ひとつだなというのが結論です。

Genesisの特徴の一つが第4世代のフィギュア以上に関節が自然に曲がるようになったことです。実例がKotozoneさんのホームページで紹介されていたこともあって、私もいろいろとポーズを試してみました。筋肉の動きは男性フィギュアのほうが判りやすいということもあって、今回はGenesisにM4shapesを適用したものを使用しています。Genesisの足の関節の食い合いは第4世代のフィギュアと比較して緩和されているとのことでした。


Genesis M4shapes


M4

うーむ……微妙。確かに足に皿があるように見えるのはGenesisなのですが、食い合いについてはあまり差がないように思います。足のふくらはぎはまげると筋肉が外側に逃げて大きく膨らみます。正確ではないのですが、テクスチャがはられているせいなのか、これがある程度表現されているのはM4のほうではないかなと思いました。

これはまだましなほうで、私が明らかに違和感を感じたのが肩関節です。Genesisはかなり酷いなと思いました。以下の画像はGenesis M4shapesとM4について、Pose controlsでArms Up-downの値を最大値としたときの画像です。


Genesis M4shapes(肩の位置を選択)


M4(肩の位置を選択)


M4(Morph++で体型を補正)

腕をあげると胸の筋肉が上に引っ張られます。これが再現できていないのでは、Genesis 、M4共に同じなのですが、Genesisは肩の位置自体が変だなと感じました。M4ではMorph++のパラメータを変更することで、ある程度補正できたのですが、Genesisではいかんともし難いものでした。この現象はGenesis M4shapesで特に酷いのですが、V4shapesにすると形状はかなり軽減されます。ただ肩の位置が変わる訳ではないので、腕が伸びたような違和感が感じられます。Genesisでは肩の領域が広がっていることが理由なのかもしれません。


Genesis V4shapes(肩の位置を選択)

これ以外にもM4では頭の後ろに手を置くポーズをリミットを外さずにとることができるのですが、Genesis では頭頂部あたりで最大値となるため、リミットの解除が必要でした。正確な位置は難しいとしても筋肉のあたりはつけられるかなと考えて、Genesisを触っていたのですが、個人的には今ひとつという結論となりました。

Genesisと併せてD|S4の機能も一頻り試してみました。ポーズの制御はPoserよりD|S4のほうがやりやすいと思います。理由はD|S4ではギズモでの制御が可能であり、各パーツ毎に回転や位置を固定するなどの細かい制御が可能だからです。個人的にはPoserにもぜひ追加してほしい機能だったりします。

D|S4のDCの機能も試してみました。PoserではオブジェクトとしてPoserに持ち込んだものをDCとして取り扱うことができるのですが、D|S4ではDCできるものには制限がありDaz、もしくはOptitexから入手したものだけとなります。「青の回廊」の製作過程において、腰の上に四角の布を落とすというDCを実施してみました。全く同じポーズではないのですが、D|S4ではDCは上手く腰のところで止まってくれたこともあり、数回のシミュレーションで思い通りの形状とすることができました。一方、Poserでは上から落とした勢いで簡単に足元までDCが転がっていき、最終的に両端をオブジェクトでひっかけて後ろにひっぱるという操作が必要で、かなりの回数の試行錯誤が必要でした。多くのDCを試してみた訳ではないのですが、D|S4のほうがDCの失敗は少ないように感じました。

最後に同じライトと同じマテリアルを適用したPoser8とD|S4 advancedのレンダリング画像の比較です。ちと見苦しいのですが、ご了承ください。D|S4は64bit版を使用しており、マルチコア対応となっているようでレンダリング時間はBestの設定でも6秒でした。Poser8は32bit版のため、レンダリングに1分09秒かかりました。D|S4は使い始めた当初テクスチャがPoserと比べてはっきりとでなくて、テクスチャに書かれた体毛がレンダリングされずにつるんとした画像となったのですが、昨日最新バージョンに更新したためか、ほとんど差は感じられなくなっていました。D|S4は赤味がつよい画像となっているのですが、ライトはPoserで最適化されているものを使用しているため仕方がないのかもしれません。


D|S4 advanced:フィギュア M4+JM AronM4


Poser8:フィギュア M4+JM AronM4

レンダリング時間がはやいD|S4なのですが、「青の回廊」と同様なシーンを製作したときには900×1200ピクセルの大きさで約20時間かかりました。D|S4はマルチコア対応らしくメモリーをいっぱいまで使用するためか、この間メールソフトさえ満足に起動できませんでした。さすがにこれだけレンダリングに時間がかかるのであれば、レンダリングの中断と再開をつけて欲しいなと感じました。Poserのファイルはほとんどが読み込めるのですが、D|S3では問題なく使用できたライトがD|S4では正常に読み込めないという現象も確認されました。インターフェースはD|S3より使いやすくなっているD|S4なのですが、Poserから完全に移行するのは少し難しそうだなと感じました。

今日のつぶやき
以前Blogにも記載したのですが、いくつか習作を作成しながらレンダリング画像の修正方法を検討しています。筋肉の動きを考えながら修正するのですが、同時により人の肌に近い表現ができないかなとレイヤーのブレンド方法をいろいろと検討しています。個人的に気に入った画像に仕上げることが出来たので、掲載しておきます。同じブレンド方法で他の画像でも再現できるかや女性の肌にも適用できないかなと考えています。


修正画像(背景はどこかで入手したフリービー)


修正前の画像


05.29
Sunday
2011

CityEngineデモ版を使ってみました。期限まで数日あるのですが、使用感を記載してみたいと思います。デモ版はProcedural社のCityEngineのホームページからダウンロードできます。CityEngineにはVue専用バージョンがあり、3DフォーマットがVue専用オブジェクトVOD形式でしか書き出せないのですが、$299(C3Dにて販売)という価格で購入できます(機能比較はこちら)。

簡単に町が作れるらしいので、GWに併せてダウンロードして約一月間使ってみました。主な機能は日本の代理店クレッセントのホームページを参照してもらえばと思います。Procedural社のホームページにはTutorialが掲載されており、CityEngineのヘルプからでも簡単にアクセスすることができます。これを見ながらある程度使ってみたのですが、デモ版ではモデルの書き出しができないので、Vueに持ち込んだときに、どの程度のマテリアル変更を行わないといけないかは確認できませんでした。

CityEngineを立ち上げるとWizardが立ち上がり、Terrain(地形)、Street graph(道路の形状)、Rules(町並みのルール)を選択すると町をつくることができます。


Street graphの画面


Rulesの画面


完成した町並み

この方法で作成できるのは、上記のような現在のニューヨーク風の町のみで、例えば中世の町並みを作成したい場合には、Wizardの手順と同様に別途地形→道路の形状→町並みのルールを順次作成していくことになります。地形の作成はCityEngineではサポートされていません。道路の形状、町並みのルール(CGAファイル)の作成はCityEngineがサポートしてくれるのですが、町並みのルール(CGAファイル)の作成は、ある程度使い込まないと難しそうです。

無料でダウンロードできるExampleの中に中世の町並みがあります。中世の町並みを作ってみたいと思っていたこともあり、このExampleに収録されている町並みのルール(CGAファイル)を使って別の町並みをつくれないかなと思っていろいろ試してみました。画面をよく見てもらえばわかると思うのですが、道路が鋭角に交差するところに三角形の家が出来ています。区切られたエリアいっぱいに家を作成するというルールのようなので、これを変更したいといろいろ試してみたのですが、どのようにすればよいのかは判りませんでした。


Example:Medieval Town

日本の代理店クレッセントの ホームページには、アセットモデルを用いたモデリングの例が紹介されており、objファイルとして扉や瓦、窓枠を別途用意することができれば和風の町並みも作れるようです。個人的にはこのような扉や瓦、窓枠のパーツや建物に使用するテクスチャなどが同梱されていれば、一般ユーザーにも使用しやすくなるのではないかなと思いました。

簡単に中世の町が作成できるのであれば欲しいと思っていたのですが、然程簡単ではなさそうなので購入は諦めようかなと考えています。ちなみに、建物のオブジェクトを複数用意して密度マップを作成すれば、VueのEcosystemを使用することで町を製作できます。サンプルとして作成したのが、以下の画像です。密度マップの作成には工夫が必要なのですが、植物を配し、画面手前等に特徴的な建物を配することで、それなりの見栄えに仕上げることが出来ます。動画で使用する場合には建物の方向を制御する回転方向の制御も必要になるのですが、今回は2Dでしか予定はなかったので、目立つ場所のみ建物を手動で配置しています。ちなみに、使用した家のモデルはC3Dで購入したものとレンダロでFreeで入手したものを混ぜて使っています。


「虹」 F3Dお題でレンダ■植物投稿作品です。(↑サムネイル)

今日のつぶやき
CityEngine以外にも興味があるソフトがいくつかあります。今試しているのが、Filter Forgeというソフトです。テクスチャが簡単に作成できるソフトなのですが、diffuse, bump, specular and normal mapが簡単に作成できる(Professional Editionのみ)のがいいなと感じています。Vue2.0が50%OFFのセール中です。スタンドアローンでも稼動し、使い勝手は悪くないのですが、もうすぐVer3.0が販売されることもあって、どうしようか迷っています。ちなみに、チュートリアルにVueでのテクスチャ使用例が掲載されています。