第12回和風展(その2)

2018.06.11 Monday 22:38
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    今回は和風展に投稿した作品の製作過程を簡単に紹介したいと思います。

     

    ○製作全体の流れ

    .薀娑討虜鄒

    Vueでの背景製作

    Poserで人物及び馬の画像を製作

    CLIP PAINTで衣服の破れ等を修正

    グ貪拉鮃画像として細部を修正

    η鮃画像の着色

    Л,稜愀覆鉢Δ鮃臉し、効果を付与して完成

     

    .薀娑得什

     前作ではイメージが固めきれずに、まとまりを欠いたという印象があったので、今回はpiterest等の写真などからイメージをかためていきました。最終的に全く違うものになったのですが、ラフ案作成時にはどの部分もイメージに近い写真がありました。一番参考になったのは、足元の葦を使って人物にうまく視線を誘導している写真でした。この写真に出会わなければ、恐らく今回リメイクしようとは思わなかっただろうと思います。ラフ案はこんな感じでした。

     

    Vueでの背景製作

     背景は主人公巴の心象風景なので真っ赤な夕焼け空にちぎれ雲と決めていました。Vueを使って空は以前作った夕焼け空の設定を変更し、海はSeaVueを使用して製作しました。設定が出来た後、CLP PAINTを用いて背景画像(テストレンダ)の上にPoserで製作した仮の人物画像をおいてみて、焦点距離やカメラアングルに違和感がないように調整を行いました。レンダリングして得られた背景画像は、色の調整や雲の周囲をぼかすというポスワークをかけています。小さい画像だとわかり難いのですが、結構ノイズが発生していたので、その部分も修正しています。(左:生レンダ、右:修正したもの)

     

    Poserでの人物製作

     馬と人物はほぼ同様の製作過程なので、人物の製作方法のみ記載させて頂きます。人物は前回使用したフィギュアV4をそのまま使用しました。ラフ案にあるように当初は武器を構える姿がいいかと思っていたのですが、戦いが終わったという雰囲気ではないので、リメイク前と同様、武器が体の向こう側にあり、体と顔の向きが異なるポーズを採用しました。ただ、S字をきつくして胸とお尻を強調するようなポーズとなっています。また、前回よりがっしりした体型に変更しました。作品では判らないのですが、実は腹筋が割れていたりします。

     鎧はM3用の大鎧を使用しました。フィッティングはさせずに、位置と大きさをあわせて、置いただけです。着物は前回と同様V4鎧に付属している衣装を使用しました。ちなみに、鎧の色や模様は、ほぼPoserのマテリアル設定で変更しています。半逆光の位置に人物がくるので、全体的に青みの強いライティングを採用しました。

     

    CLIP PAINTで衣服の破れ等を修正

     衣服の破れはPoserで描き出した複数の画像をCLIP PAINTで合成して修正しました。

    順に(A)衣服を非表示に(B)V4を非表示を透過度70%で合成します。さらに(C)の画像を上に重ねることで(D)の画像を製作しました(白の部分はいずれも透明)。衣服に透け感がほしかったのですが、Poserでの透過度ではうまく感じがでなかったので、このような方法を採用しました。

     

    長くなったので、後半部分は後日記載させて頂きます。

    第8回和風展(その1)

    2014.03.08 Saturday 21:45
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      昨年前半は別アカウントで活動、後半はリアルのほうでいろいろあり、 ほぼ一年間Blogをさぼってしまいました。そうこうする内に今年も和風展が始まりました。会場は昨年とはアドレスが変更されています。
      第8回和風展会場

      ちなみに、前回第7回和風展に投稿した作品の制作過程はTwitterで呟いています。興味のある方は以下のリンクからどうぞ。Twitterは気楽に投稿できるのですが、後からまとめて記事を確認したい時にはちと不便ですね。
      夢の轍
      第7回和風展投稿作品「夢の轍」
      進行状況1進行状況2進行状況3-1進行状況3-2進行状況3-3進行状況4進行状況5感想1感想2

      今年は「硝子の簪」と「イラスト調の作品」を制作したいなと考えていて、2月中旬から作品の制作に着手しました。最初に着手したのは「硝子の簪」。和風展の開催アナウンスがあった直後に硝子の簪をネットで見かけたことが制作のきっかけでした。
      ガラス細工のような美しい簪で日本をもっと好きになる
      硝子の簪は質感が重要でフォトリアルが求められます。このため、レンダーにはmodo601を選択しました。ガラスの質感にテクスチャを施すのは結構難しいのですが、Photoshopと同じようにレイヤーブレンドができることが理由でした。制作にあたっては、事前にガラスの質感がうまく表現できることを簡単なモデルを制作して確認してみました。下記の画像でとんぼの部分はPNG画像を用いてバンプを適用し、わずかに色を変更しています。

      「シンプルライト」

      一枚は元ネタと同様に植物を題材としたものを入れようと考えていたのですが、全体の雰囲気と合わないので最終的に差し替えることにしました。ボツにはしたのですが、被写界深度の設定などmodoのカメラ設定を覚えるのに役に立ちました。

      「硝子の簪ボツ画像」


      第8回和風展投稿作品「ガラスの簪コレクション」

      モデルはすべてHONEYさんより以前頂いたものです。modoの質感設定がメインなのですが、簡単に制作過程を記載しておきます。

      虹色トンボ:modoに付属してるRefrective Clear Glassの質感を編集して使用しました。以下、その他の簪の硝子部分、大半はこの質感をベースに色などのパラメータを変更して使用しています。硝子全体にはダイヤモンドと同じ分光値を設定し、背後からポイントライトで照らすことで蜻蛉の虹色の羽を実現しています。蜻蛉を囲う金はバンプと色でそれらしく見えるよう工夫してみました。

      花車:金細工を施した漆をベースをした質感を思い浮かべて質感を設定し始めたのですが、硝子の簪という題材に思い直して、質感設定を変更しました。金細工の部分はベースとなる硝子にPNG画像を使って別の質感に見えるよう工夫しています。金色のカエデはCLIP STUDIO PAINTのブラシを使用しました。花の部分は発色が鮮やかになるよう透過色や反射の色に画像マップを乗算で重ねています。手前の藤の花についてはポリゴン自体を透明にするディゾルブという設定を使用しました。透過量とは別に値を設定することができるので、硝子の質感を持つものでも一部を非表示とすることができます。

      銀の月と赤いツタ:赤いツタと簪本体には写真を使用しました。本体に適用しているのは、空の画像で空に浮かぶ月をイメージしています。月が目立つよう格子には色をつけず、通常の透明硝子の質感を適用しています。このモデルは下から強いライトで照らして表面のつやつやした感じがよくわかるように工夫してみました。

      3Dの面白さというのは、上手に嘘をつくことではないかなと思います。最近はフォトリアルなレンダリングソフトが増えたのですが、フォトリアルを目指すと、色の発色が今ひとつ鈍くなると感じていました。今回modoを使用することで、フォトリアルでありながら鮮やかな発色が出来たのは良かったなと感じています。さて、次回はもう一つの嘘-Poserを用いた手書き風作品について記載したいと思います。

      製作日誌ーBlue Planetー

      2012.10.15 Monday 00:24
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        「Blue Planet」の製作について質問があったので、簡単に製作方法を記載しておきます。本当はあーでもないこーでもないと言いながら、検討を重ねて最終的に投稿した作品が出来上がっているのですが、そのあたりはバッサリと削除しています。予めご了承ください。製作にはGimp2.6とCLIP STUDIO PAINT Proを使用しました。レイヤー操作はCLIP STUDIO PAINT Proを使用し、特殊効果やカスタムブラシはGimpを使用するという方法を用いています。

        (1)惑星と雲
        前回のBlog記事で紹介したものを使用しました。惑星の位置と明るさを調整し、これに雲の画像を加算、スクリーンでレイヤーブレンドしていきます。惑星の影の部分は雲も見えないはずなので、レイヤーマスクを使って消去していきます。



        (2)星と星雲
        この画像に星や星雲を追加していきます。星はSpace Construction Kit、星雲はSpace sphereを使用しました。共にRenderosityで入手したアイテムです。星に関してはGimpのプラグインにも星空を製作できるものがあります。これらの画像をスクリーンで重ね、惑星と重なる部分をレイヤーマスクを用いて消去していきます。また、飛行艇にエンジンからの噴射をブラシを用いて追加しました。紫をスクリーンで描き、それに加算(発光)で明るい部分を追加しています。



        (3)太陽と小惑星
        太陽はGimpの照明と投影>グラデーションフレア>Distant Sunを使用しました。小惑星はSpace Construction Kitで追加しています。星雲は太陽が目立つよう太陽に重なる部分は消去しています。



        (4)仕上げ
        太陽のまわりに星雲をカスタムブラシで追加しました。カスタムブラシはRenderosityで入手したEmma Alvarez Space Brushesを使用しています。紫で描いた星雲をスクリーンで重ね、その上に青緑で描いた星雲をオーバーレイで重ねています。また、太陽からの光を強調するために、光線を追加しました。最終段階なのですが、飛行艇の右翼を残しておくことを忘れていたことに気が付きました。このため、飛行艇のみを再度Vueからレンダリングした画像を別途用意し、修正に使用しています。飛行艇の色はもっと目立つ色にすべきだったかなと今になって反省しています。レイヤーを結合した後、明るさをトーンカーブを用いて調整し完成としました。


        「Blue Planet」

        私は3Dソフトを併用して製作したのですが、Gimpでは今回使用したプラグイン以外にも地球や月を描くような便利なスクリプトがあります。宇宙の画像を作成するチュートリアル集のページを見つけましたので、参考までにリンクをはっておきます。
        30+ Photoshop Tutorials for Creating Space and Planets

        今日のつぶやき
        Vue恒例のイベント「3D Environment Competition」開催のアナウンスがありました。今年は「3D Enviroment」だけでなく、「Character rendering」「Architectural Visualization」が同時開催となっています。例年7月〜8月なのですが、今年は10月4日から12月16日が投稿期間となっています。Winnerには毎年商品としてVueが進呈されるのですが、今年は次期バージョンVue11です。ついにVueにパーティクルが搭載されるということで久しぶりに話題性のあるバージョンです。今年は開催されないのかなと危惧していたのですが、いらぬ心配でしたね。

        次に、Forum3Dで「時代展2012〜江戸時代の日本と世界」が開催されます。テーマは「江戸時代の日本および同時代の世界(17世紀〜19世紀中頃)に関するもの」−日本だけに限定されないので、投稿しやすいだろうと思いました。作品投稿期間は2012年10月15日(月)  〜 2012年11月11日(日)となっています。

        私は2週間前にひいた風邪がすっきりしないので、あまり元気がありません。PCもあまり調子がよくないので、思い切って新しいPCを購入することにしました。恐らく、今週末には入手できるかと思うのですが、セットアップで土日が潰れそうなので、製作時間がとれるかどうかが微妙な状態です。季節の変わり目ですので、皆さんも体調にはお気をつけください。

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