03.17
Monday
2008

前回に引き続いて、標準的な大気から夕焼け空を製作する場合の大気の設定について考察してみたいと思います。今回は標準大気とボシュメリック大気を取り上げたいと思います。なお、設定した大気は上位バージョンでは保存することが可能です。大気として保存した場合、大気の設定だけでなく、メインカメラの設定も同時に保存されます。スペクトラル大気のセピアは大気ではなく、メインカメラの設定でセピア色の風景を作り出しています。

(1)標準大気

「光源」の設定


「大気」の設定

標準大気は、天空にカラーマップを適用することが可能です。このため、天空に複雑な色のグラデーションを配色することが可能です。上記の設定で地上近くに基本>ホワイトの質感を適用したオブジェクトの球体をおいて、影響を調べてみました。まず、カラーマップを変更してみます。下図を見てもらえば判るかと思うのですが、天空のグラデーションだけが変更され、地上においたオブジェクトには影響がありません。どの大気でも同じなのですが、光源の照明モデルが標準の場合、天空半球の全体色が無効となります。このため、地上付近のオブジェクトは大きな影響を受けないようです。



次にカラーマップを赤に変更した後、光源色と環境色を赤に変更してみます。環境色と赤にすると影の部分が赤くなり、光源色を赤にすると光が当たっている部分が赤くなります。このあたりがスペクトラル大気とは大きく異なる部分ではないかと思います。環境光を赤くした場合、地面(無限平面)が赤くなっているのが判るかと思いますが、地形を設置した場合には、オブジェクトと同様に影の部分が赤くなます。


「光源色に赤を指定(左)、環境色に赤を指定」

標準大気を使用して夕焼け空を製作する場合には、カラーマップを適用した後、環境光で影に色を調整し、光源色で光のあたる部分の色を調節するという順序で設定するのがよさそうです。

(2)ボシュメリック大気
ボシュメリック大気には天空のタブがありません。霧ともやを0にすると黒い空が現れることからも判るように、天空の色は「霧ともや」のもやの色が反映されます。減衰色は「光源」のタブにある太陽光源を自動退色の部分で設定します。光源色と環境色の影響は標準大気と変わりはないようです。実は現在のところ判っているのはこれくらいなのです。通常の黄金色の夕暮れ空はこれで理解できるのですが、Vueに付属している紫色の空「リマの大気」には不思議なことに退色する色や環境色に赤、若しくは紫が使用されていません。ボシュメリックを使用して、夕焼け空を製作するのはそれなりに工夫が必要なようです。


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