08.27
Saturday
2011

ガラス質感が完成しましたので配布させて頂きます。ダウンロードしたものを質感データのまま再配布するのはNGとさせて頂きますが、それ以外は自由に使って頂いて構いません。モデリングしたものに適用された形であれば、配布もOKとさせて頂きます。なお、Vue8.4とVue9以外については非対応とさせて頂きます。

Vue9専用マテリアルのダウンロードはこちらです。

Vue8.4専用マテリアルはこちらからダウンロードしてください。

個人的には、半透明の質感は大気設定やモデルの形状に影響を受けやすくあまり使い勝手がよくないように感じています。そんなこともあって、汎用性を考慮して透明質感で濁りを用い半透明っぽい質感を製作してみることにしました。使用した大気は前回と同じVue9に付属している「Danger in the Air」です。この大気設定は、光源モデルはGR、太陽光の位置は半逆光で光源は追加していません。光源の位置は半逆光の位置推奨です。画像を見てもらえば判るかと思いますが、GRでレンダリングするとかなり乱反射するようです(^^;


glass01〜glass04の質感(↑サムネイル)


glass01とglass03の質感を彫像に適用(↑サムネイル)

glass01は真珠っぽい質感に仕上げてみました。Color&Alphaに使用した関数は氷のBumpsに使用されている関数です。ガラス質感では細かい模様が判りにくくなる傾向が強いこともあって、極端に色が変わるような設定となっています。関数の数値を小さくすると細かい模様を表面に描くことが可能となります。Bumpsにも同じ関数を適用しています。



光沢には関数を用いてカラーマップを接続しています。関数を使った質感も製作してみたのですが、光沢が現れる位置は限られており、関数を用いた調整は結構面倒でした。このため、SlopeとOrientalに直接カラーマップを接続する形としました。質感に現れる光沢の色およびその位置はカラーマップを調整することで変更できます。カラーマップは玉虫色をイメージして作成したのですが、質感単独では一部の変化しか見えないようです。glass02-glass04は光沢の変化が顕著になるように合成質感を用いました。


関数は判りやすいように表示を整理しています(^^;

TransparencyのFade out colorには真珠をイメージして色を設定しました。透明度が均一なのも味気ないと思ったので関数を接続しています。EffectsのColor transmitted lightの値を大きくするとColor&Alphaに設定した色がはっきりと表面に現れてきます。通常ガラスは100%なのですが、イメージが強すぎると感じたこともあって20%に設定しました。光沢はあまり強くなくてもよいのですが、全体を光るようにしたいと思ったこともあって、環境光の値を高めに設定します。

前回のコメントにも記載したのですが、半透明の質感で内部のスキャタリング色を変化させようとすると、半透明質感を合成することが必要となるのですが、レンダリング時間が膨大になり複雑な質感を合成することは現実的には不可能です。このため同様なことがglass01のガラス質感できないかを試してみたのが、glass05と06になります。上記光沢と同様にFade out colorにカラーマップを接続してみました。細かく変化するカラーマップを接続してみたりしたのですが、ガラスは屈折することもあって、変化はわかりにくいように感じました。配布したガラス質感には色がはっきりわかるようなカラーマップを接続しています。


glass05〜glass06の質感(↑サムネイル)


glass06の質感を彫像に適用(↑サムネイル)

この質感を応用してみたのが、氷の質感になります。ice01は以前配布したもので、遠景用です。今回製作したのはice02で氷に閉じ込められた気泡のインクルージョンをFade out colorにカラーマップを接続することで再現してみました。


ice02の質感(↑サムネイル)

ガラス内部の色を変化させたような質感をマテリアルレイヤーと合成質感を用いて模擬的にやってみたのがglass07と08になります。中央部分では下の層が見えるのですが、周辺部分になると別の質感が表面にあらわれてくる質感です。glass07がマテリアルレイヤーを用いた質感、glass08が合成質感を用いた質感です。両方の質感ともにマテリアルレイヤーのGloss coatで使用されている関数を参考にしました。マテリアルレイヤーと比較すると、合成質感を用いるほうが質感を調整しやすいように思いました。glass08の質感は極彩色で透明感があるので、今回製作したガラス質感では一番のお気に入りです。


glass07〜glass08の質感(↑サムネイル)


glass07〜glass08の質感(↑サムネイル)

半透明の質感は以下の3つの質感が含まれています。合成質感を用いて上下で質感が切り替わるように設定したものと上記と同様に周辺部分で別の質感が表面に現れる質感です。別のモデルに適用すると透過度が十分ではなく質感の一部が黒くなることがあったりします。その際にはAverage depthの値を大きくして下さい。細かくかえても効果は薄いので、例えば1,2,5,10,20,50,100のように変化させていくことをお勧めします。半透明の質感の合成はVueでも難しいようです。glass03(sss)の質感は単純合成を選択していますが、これ以外の合成方法では一部が黒くなるなどの現象が認められました。なお、glass01(sss)の質感は前回Blogに掲載したものとほぼ同じですが、配布に際して一部にパラメータに修正を加えています。半透明の質感はレンダリングに時間を要しますので、ご注意ください。


glass01(sss)〜glass03(sss)の質感

8月28日追記
Vue8版を公開しました。上記Vue9と同様に見えることを重視して調整しましたので、パラメータの一部は異なっています。また、透明度で作成したglass01をベースとした質感については、Vue8ではFade out(減衰)に関数を接続すると質感の一部に黒い点が現れることが判りましたので、数値による設定となっています。

今日のつぶやき
結構綺麗なガラス質感がいくつかできたので、ガラス美術館をイメージした作品でも製作してみようかなと考えています。考えてみれば本家サイトにはダウンロードコーナーがないんですよね。サイトを更新したときにはダウンロードコーナー設置を検討してみようかなと考えています。


Comments

今日は。
いただいたのですが下位バージョン互換がないらしく残念ながら私のでは(Vue8Comp)読み込み適用できませんでした。
glass08やglass01(sss)などとても綺麗なので記事を参考にしつつ自分でもチャレンジしてみようと思います。

  • sannzi@2011/08/27 4:15 PM

こんばんは、sannziさん。
私の環境ではVue8completeでは読み込むことはできたのですが、一部の関数が正常に表示できないなどの不具合がありました。移植できそうなので、しばらく時間を下さい。Vue7Infiniteでは流石に読み込むことができなかったので、非対応とさせていただきます(^^;

  • 銀狐(Ras)@2011/08/27 7:10 PM

今日は、
頂きました、Vue8よにまでしていただいて有難うございます(^o^
今度は無事読み込めて綺麗にレンダできました。
このまま適用して使うほか、関数エディタなども開いて勉強もさせていただこうと思います。

・・・・・
前回読み込めなかった件ですが

rasさんのところではVue8でも読み込めたと言う事で変だと思い再度検証してみました。
実ははるさんのところでも変な事がありまして・・・

結論は私のVue8JCompのアップデートをしていなかった為でした。
以前試みた所私のPCでは対応しきれない機能があるとのことで表示が変になり元に戻していました。
その時より最新のアップデートが出ていたので再度試みた所、rasさんのマテリアルセットも無事読み込めるようになりました。
 
今度もビデオカードが対応出来ないとポップアップが出たりして不安はあるのですが、レンダなど肝心な事に差しさわりが無い様なら当分コレでやっていこうと思ってます。

  • sannzi@2011/08/28 10:24 AM

こんばんは、sannziさん。
ご報告有難うございます。一応検証はしたのですが、環境の違いで読みこめない可能性を心配していたので一安心しました。

Vue8でも同じなのですが、WindouwsでnVidia drivers build 270.61以上のバージョンを適用すると、Vueの3D表示が正常に表示されなくなります。(詳細はe-onのサイトのFAQで確認して下さい。)ビデオドライバーを更新するときはご注意ください。私は不用意に適用してしまって、修復に結構苦労しました。

  • 銀狐(Ras)@2011/08/28 10:52 PM

Vueのガラス質感いただきました。うちのVue8-compでは問題なく
読めました。関数を使った設定は未だに勉強中でありまして、習得に
苦労しています。今回の質感を参考にさせていただきます。

  • はる@2011/08/29 6:23 PM

こんばんは、はるさん。
ご報告有難うございます。質感はライティングによっても印象が異なるので、工夫してみて下さい。関数については、実は私も未知の部分が多いです(^^;

  • 銀狐(Ras)@2011/08/29 9:11 PM

遅ればせながら、質感のテストをありがとうございます。どれもとてもきれいな材質ですね! 参考にさせていただきます。
いただいたメールの返信は、届いておりますでしょうか?

  • HONEY@2011/09/05 12:46 PM

こんばんは、HONEYさん。

丁寧にメールに回答して頂き有難う御座いました。無事届きました。本日もその件でドタバタしておりました。自分でもネットで調べてみたのですが、GIMPで印刷用データというコマンドがあり、解像度を入力すれば、どの程度の大きさの印刷用データとして使用できるのか判るようです。

ガラス質感は自分でも使って作品を製作してみているのですが、ライティングで印象がかわりますね。今回配布した質感は光沢が玉虫色になるようカラーマップを選択したのですが、色彩が派手なほうが綺麗だと思います。

  • 銀狐(Ras)@2011/09/06 12:49 AM

ご報告、
書いたものかどうか迷いましたがVueのアップデートは結局駄目でした。
私のPCではPoserの読み込みで服や髪などフィギュアに着せると支障が出て正常に読み込めない事が分かりました。
結局元8.10−04に戻したのですが残念ながらrasさんのVue8用ガラス質感が読み込めなくなってしまいました。
同じ8なのに厳しいですね。
かくなる上はPCを64ビットにするまで楽しみに取っておこうと思います。

尚、記事やrasさんの絵は参考にさせていただいて自分でもチャレンジしてみます。

  • sannzi@2011/09/08 11:53 PM

Sannziさん。貴重な情報を有難う御座います。
Vue8は8.4アップデートでかなりおおきな仕様変更がされたみたいですね。ビデオボードの不適合がでたのも8.4アップデートでした。上記リンクは8.4専用と記載させて頂きます。

  • 銀狐(Ras)@2011/09/11 8:19 AM









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