05.30
Saturday
2020

コロナ禍で在宅勤務となり、通勤時間が減ったので、最近はイラスト制作の時間が増えました。具体的に何をしようか考えたのですが、twitterで情報をいくつか見たこともあって、写真のイラスト変換を試してみることにしました。4月桜の咲く時期に徒歩圏内の桜ヶ丘小学校で撮影した写真を使って、イラスト変換を試してみました。

 

幾つかのサイトの情報を参考にしたのですが、影色の色相をずらすという方法を採用しました。建物の色はグラデーションマップを使って色味を変更しています。

 

他の写真にも同様に適用できるかを試してみたのが上記です。rawで撮影したのですが、写真では思い通りの色が上手く表現できなかったのですが、出来上がったイラストを見て「こんな風に写真で撮影したかった」と思いました。

 

思った以上に良い出来だったので、和風展には上記の手法でイラスト変換した写真を用いることにしました。複数の写真をキャンバスに貼り込み組み合わせて一枚の作品を作成するフォトバッシュという手法で作成した作品です。この作品の制作については、別の機会に紹介させて頂きます。

 

さて、和風展の作品制作で一時検討を中断していたのですが、下記の二枚を仕上げ、ワークフローをほぼ固めました。両方とも昔、別の方法でイラスト変換したものです。当時は結構苦労してイラスト風に変換したのを憶えています。そんな写真でも簡単にイラスト変換できるかどうかを試してみました。

今回のワークフローでイラスト変換したもの

昔制作したもの

 

今回は先に影を青色に着色してからイラスト変換するというアレンジを加えています。線画を組み込んだほうがよいかも併せて検討したのですが、ないほうがすっきりして好みだったので、線画は使用しないこととしました。昔イラスト変換したものに組み込んでいたGimpの鉛筆画スクリプトが2.10になってから使えなくなっているのが残念でした。

 

今回のワークフローでイラスト変換したもの

昔制作したもの

 

もう一枚がこちらで碌山美術館を撮影したものです。色を変えて秋の風景とし和風展に投稿することを考えていた写真ですが、いろいろと失敗して投稿は諦めました。背景として使用する写真の変換方法はほぼ固まったので、次はPoserから出力した人物の画像のイラスト変換を検討してみようと考えています。

 

ちなみに、今回のイラスト変換のワークフローは下記の通りです。マイナーな現像ソフトであるCapture Oneをつかっているのですが、どのような変換を加えているかが判ればPhotoshopでも恐らくはできるかと思います。番号が飛んでいるのは、不採用となった操作を記述しているためです。番号を変更すると、この番号を参照している操作も番号の修正が必要となるため、そのまま記述することとしました。少し落ち着いたら、Noteのほうに詳しい操作の紹介記事を書くかもしれません。多用するようなら、CLIP Studioのオートアクションを試してみようとか考えています。

 

【イラスト変換のワークフロー】

1:rawファイル、jpegファイルを準備する。
2:Capture Oneでファイルを開き下記を設定する。
彩度:60-80まで上げる
ハイダイナミックレンジ:ハイライト、シャドウともにmax(100)近くまであげる。
(jpegファイルの場合は白飛びの程度を考慮してハイライトを設定する)
クラリティー:クラリティーとストラクチャを上下させてイラスト風にする(細部をつぶす)。
(クラリティーはmax、テクスチャはmin近くまで上げたほうがイラスト風になりやすい)
緑が多い画像は予め緑の部分の彩度を下げておくとよい。
ホワイトバランスを調整して画像の色の傾向を調整する。
(モードは昼白色 蛍光灯、色合いは紫を強めにかける(5-15)を推奨)
3:バリアントを書き出す。
4:ハイダイナミックレンジ:ハイライトを下げてバリアントを書き出す(空マスク用)
※うまくいかない場合やjpegの場合、空マスクが不要の場合は、この操作は無視してもよい。
5:CLIP Studioを開き、画像を読み込む。
6:カラーバランス
  シャドウ:ブルー&グリーン+30 レッド0
  中間色:ブルー&レッド+15
※影が緑となる。シャドウをブルーのみ+30とすると影は紫になる。
※グラデーションマップを用いて影色を決め打ちする場合、この操作は不要
 色彩の調整は一番最後に行うのがおすすめ。
7.:明るさ+40コントラスト-40
 くすんだ画像の場合は彩度を調整する。
8:暗部1の処理
色調補正>2値化 100-150(主要な影の部分だけが残るように調整する)
黒の部分を選択
カラーレイヤーを選択し、領域外を削除
色調補正>色相+20-50(標準+30) 彩度+10-30(標準+20)(緑が多い場合は彩度を控えめにする)
色調補正>色相-20-50(標準-30) 彩度+10-30(標準+20)(緑が多い場合は彩度を控えめにする)
9:暗部2の処理
色調補正>2値化 175-200(主要なオブジェクトが塗りつぶされ形が判るように調整する)
黒の部分を選択
カラーレイヤーを選択し、領域外を削除
色調補正>色相+10-20(標準+15) 彩度+10-20(標準+10)
色調補正>色相-10-20(標準-15) 彩度+10-20(標準+10)
10:7<9(カラー)<8(カラー)の順に重ね、9と8のレイヤーをどれを使うかを選択する。
 なお、レイヤーブレンドは標準や乗算との組み合わせを試してみるとよい。
 9と8の色の調整及び色むらが出来ている箇所を色混ぜで修正する。
 →この統合したレイヤーをカラーベースとする。
50:カラーベース+(空を修正)→明るさ-20コントラスト+20
51:50レイヤーをコピーし、上のブレンドをカラー100%。下のレイヤーをフィルター変換→グレースケールで
 グレーに変換し、好みのものを選んで全体の明るさ、コントラストを調整する。
52:カラーで重ねて色を調整する。
53:空マスクを作成、空を修正
54:必要に応じて歪みを調整する。

 

 

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